赤ちゃんといえば好奇心の塊。同時に吸収力の塊でもあるため、早くからピアノのような知育玩具に触らせたいと考えている親御さんも多いでしょう。
では実際、赤ちゃんにピアノを触らせるタイミングはいつが良いのか?本記事ではこの点について、ピアノの効果やおすすめ製品などとともに紹介していきます。
目次
赤ちゃんにピアノを触らせるならいつからが良い?
男の子の間でも女の子の間でも、ピアノは人気のある習い事の一つです。ピアノに触れることにより、心は豊かに、頭は賢く育つといわれています。
では、いつ頃から始めるのがいいのでしょうか?
赤ちゃんや子供にピアノを習わせるなら、脳が急激に発達する「4歳頃までに」が望ましいとされています。0歳から触らせても問題ありません。
早くからピアノに触れると、音楽の才能を発見したり、子供たちのさまざまな能力を伸ばしたりしやすくなりますよ。
赤ちゃんにピアノを触らせるメリット
鍵盤を押すだけで音を出せるピアノは、赤ちゃんの遊びにピッタリ。「自分の手で音を鳴らす」「自分で鳴らした音を聴く」という刺激は、赤ちゃんに次のようなメリットをもたらします。
1:音感が身につく
1つめは音感が身につくこと。
特に「絶対音感」は、遅くとも6歳までにしか習得できないと考えられています。ないと上達しないというわけではないものの、長くピアノを続けるなら、絶対音感はあった方が役立つでしょう。
相対音感でも、幼児期から訓練していると能力の精度は段違いです。
いずれにせよ、音楽的な耳を鍛えられるのは大きなメリットといえます。
2:集中力が養われる
2つめは集中力が養われること。
ピアノを弾くには、
・楽譜を読む
・音を聴く
・リズムを感じる
・テンポを守る
・左右の手をバラバラに動かす
といった、さまざまな作業を同時に行わなければいけません。注意散漫な状態ではできないため、こなしていくうちに集中力が養われていくのです。
完全な曲を弾くとなると赤ちゃんには難しいものの、「ピアノで遊ぶ」という経験が、集中力の土台となります。
3:感性が豊かになる
3つめは感性が豊かになること。
幼児期の子供たちは発想の天才です。メロディーからお話を作ったり、たったひとつの和音から歌を作ったりといった遊びを日常的に行います。
何気ないことかもしれませんが、これの積み重ねが芸術に対する感性を育んでくれるのです。
4:努力と達成を早くから体験できる
4つめは、努力と達成を早くから体験できること。
幼児期のうちは練習という練習は必要ありません。しかし、ピアノを弾いているところを親に褒めてもらうといった経験は、達成感という形で赤ちゃんの人格形成に影響を与えます。
最初はおもちゃのピアノに親しませる
いきなり本物の電子ピアノやアップライトピアノを買っても、赤ちゃんには弾けませんし、なにより危険です。ですので、最初はおもちゃのピアノを買ってあげて、楽器そのものに親しんでもらうようにしましょう。
ピアノ教室は何歳から?
「将来的にはピアノ教室に通わせたい」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
多くのピアノ教室では、3歳からコースを設けています。それまでは前述のとおり、おもちゃのピアノを楽しんでもらうのが良いですね。
「もっと早いうちから通わせたい」という場合、リトミック教室がおすすめ。音楽に合わせて体を動かしたり歌ったりするリトミックでは、1歳からレッスンを受けられるところも多くあります。ピアノレッスンの前段階として試してみてください。
【おすすめ】赤ちゃん用おもちゃのピアノ5選
次に、赤ちゃんが自主的に音を出して創造性を育める、アコースティックに近いおもちゃのピアノ(トイピアノ)を紹介します。
カワイ ミニピアノ
カワイ グランドピアノ ナチュラル
KORG tiny PIANO
シェーンハット My first piano
エド・インター 森のメロディメーカー
鍵盤を押せばピアノのように、スティックで叩けば木琴のように楽しめるトイピアノです。透き通った音色は耳に優しく、楽器としても魅力的。鍵盤を押すと丸い飾りがぴょこぴょこと動き、目でも楽しめます。子供が楽しんでいるかどうかが一番大事
子供たちは、どんなことでも純粋な気持ちで楽しみ、挑戦していくものです。大人から見ればめちゃくちゃに鍵盤を叩いているようでも、私たちが想像もつかないような世界を表現していることもあります。
「楽しい」という気持ちが、子供たちの自由な感性や創造力を育むのです。親御さんもぜひ、お子さんと一緒にピアノで遊んでみてください。