記念すべき第70回全日本吹奏楽コンクール全行程が無事終了!
今年も地区大会や県大会は無観客や音源審査などもありましたが、全国大会はホール上限いっぱいの有観客で行われましたね。

今年も数々の名演やドラマが生まれました。
やはり吹奏楽コンクールは、永遠に不滅です!

それでは2022年度吹奏楽コンクールを結果と共に振り返っていきましょう。

吹奏楽コンクールの概要については、下記よりご確認ください。

各支部大会の結果については、下記よりご確認ください。

案内人

  • 川島光将指揮者・作曲家・編曲家 元・中学高等学校音楽教員、吹奏楽顧問 吹奏楽指導者協会・認定指導員 音楽表現学会会員 K MUSIC GROUP代表 現在はオーケストラ、吹奏楽、合唱、声楽など音楽全般の指導にあたる。

    詳しくはこちら

【中学の部】吹奏楽コンクール2022結果

2022年10月22日(土) に名古屋国際会議場にて吹奏楽コンクール中学の部が開催された。
計30校出場したうちの10校が金賞を受賞。去年より2校も金賞受賞校が増える結果となった。

中学の部 金賞
宮城

 

仙台市立向陽台中学校 指揮:佐藤啓子
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:ドラゴンの年 より (2017年版) (スパーク)
北海道

 

旭川市立永山南中学校 指揮:山口清司
課題曲:ジェネシス 自由曲:二つの交響的断章 (ネリベル)
福岡

 

福岡市立城南中学校 指揮:小寺聡
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:Crossfire – November 22 (樽屋雅徳)
大阪

 

大阪市立鯰江中学校 指揮:南由賀
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:交響詩《ローマの祭り》 より チェルチェンセス、主顕祭 (レスピーギ (森田一浩))
兵庫

 

加古川市立中部中学校 指揮:中原淳子
課題曲:ジェネシス 自由曲:キリストの復活~ゲツセマネの祈り~ (樽屋雅徳)
千葉

 

柏市立酒井根中学校 指揮:板垣優麻
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:リベラシオン (天野正道)
東京

 

小平市立小平第三中学校 指揮:澤矢康宏
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:M-V(ミューファイブ) ミッション (松下倫士)
奈良

 

生駒市立生駒中学校 指揮:山上隆弘
課題曲:ジェネシス 自由曲:吹奏楽のための風景詩《陽が昇るとき》 より 1, 4 (高昌帥)
岩手

 

北上市立上野中学校 指揮:柿沢香織
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:ドラゴンの年 より (2017年版) (スパーク)
北海道

 

北斗市立上磯中学校 指揮:中條淳也
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:交響曲第3番 (J.バーンズ)
中学の部 銀賞
埼玉

 

越谷市立大相模中学校 指揮:田中秀和
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:ル・シャン・ドゥ・ラムール・エ・ドゥ・ラ・プリエール (愛と祈りの歌)
長野

 

松本市立鎌田中学校 指揮:塚田理恵
課題曲:サーカスハットマーチ 自由曲:吹奏楽のための協奏曲 (高昌帥)
東京

 

羽村市立羽村第一中学校 指揮:玉寄勝治
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:交響的断章 (ネリベル)
千葉

 

松戸市立第四中学校 指揮:栢木幸宏
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:交響組曲《ピノキオ》 (フェルラン)
福岡

 

福岡県立門司学園中学校 指揮:中嶋恭子
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:蒼き三日月の夜 (樽屋雅徳)
山形

 

山形市立第六中学校 指揮:小関恵美
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:ドラゴンの年 より (2017年版) (スパーク)
埼玉

 

朝霞市立朝霞第一中学校 指揮:外﨑三吉
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:楽劇《サロメ》 より 7つのヴェールの躍り (R.シュトラウス (小野寺真))
千葉

 

習志野市立第四中学校 指揮:野田岳志
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:バレエ音楽《青銅の騎士》 より 元老院広場にて、エフゲニーとパラーシャ、踊りの情景、偉大な都市への賛歌 (グリエール (石津谷治法))
富山

 

南砺市立福野中学校 山田誠
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:歌劇《トゥーランドット》 (プッチーニ (渡辺秀之))
埼玉

 

さいたま市立土屋中学校 指揮:浅井加奈子
課題曲:サーカスハットマーチ 自由曲:歌劇《ばらの騎士》組曲 (R.シュトラウス (杉本幸一))
鹿児島

 

鹿児島市立武岡中学校 指揮:内田貢
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:ドラゴンの年 より (2017年版) (スパーク)
熊本

 

天草市立本渡中学校 指揮:佐佐木仁
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:交響曲第1番 より 第4楽章 (ラフマニノフ (穴山和義))
中学の部 銅賞
島根

 

出雲市立大社中学校 指揮:伊竹靖
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:歌劇《マノン・レスコー》 (プッチーニ (宍倉晃))
島根

 

出雲市立第一中学校 指揮:坂根伸哉
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:歌劇《トゥーランドット》 (プッチーニ (後藤洋))
愛媛

 

松山市立西中学校 指揮:坪田美知子
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:巨人の肩にのって (グレアム)
石川

 

津幡町立津幡南中学校 指揮: 吉田淳一
課題曲:サーカスハットマーチ 自由曲:交響詩《スパルタクス》 (ヴァン=デル=ロースト)
長野

 

長野市立裾花中学校 指揮:原武男
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:秘儀Ⅳ〈行進〉 (西村朗)
愛媛

 

四国中央市立三島東中学校 指揮:林直幸
課題曲:ジェネシス 自由曲:信長~ルネサンスの光芒 (鈴木英史)
山口

 

山口市立小郡中学校 指揮:林直幸
課題曲:ジェネシス 自由曲:信長~ルネサンスの光芒 (鈴木英史)
静岡

 

浜松市立湖東中学校 指揮:鈴木青葉
課題曲:ジェネシス 自由曲:時の跳ね馬~吹奏楽のための (中橋愛生)

【高校の部】吹奏楽コンクール2022結果

2022年10月23日(日)に、名古屋国際会議場にて吹奏楽コンクール高校の部が開催された。
30校出場した中で、8校が見事金賞を受賞した。

高校の部 金賞
千葉

 

習志野市立習志野高等学校 指揮:織戸弘和
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:スペイン狂詩曲 より 2.マラゲーニャ、4.祭り (ラヴェル (森田一浩))
埼玉

 

埼玉県代表 埼玉栄高等学校 指揮:奥章
課題曲:ジェネシス 自由曲:歌劇《蝶々夫人》 (プッチーニ (宍倉晃))
東京

 

東海大学付属高輪台高等学校 指揮:畠田貴生
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:シンフォニエッタ第5番《火焔の鳥》 (福島弘和)
愛知

 

愛知工業大学名電高等学校 指揮:伊藤宏樹
課題曲:ジェネシス 自由曲:森の贈り物 (酒井格)
北海道

 

東海大学付属札幌高等学校 指揮:井田重芳
課題曲:ジェネシス 自由曲:ブリュッセル・レクイエム (アッペルモント)
熊本

 

玉名女子高等学校 指揮:米田真一
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:天雷无妄 (天野正道)
東京

 

東海大学菅生高等学校 指揮:加島貞夫
課題曲:憂いの記憶 – 吹奏楽のための 自由曲:宇宙の音楽 (スパーク)
岡山

 

岡山学芸館高等学校 指揮:中川重則
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:エルサレム賛美 (A.リード)
高校の部 銀賞
大阪

 

大阪府立淀川工科高等学校 指揮:出向井誉之
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:大阪俗謡による幻想曲 (大栗裕)
北海道

 

北海道遠軽高等学校 指揮:髙橋利明
課題曲:ジェネシス 自由曲:交響曲第1番《アークエンジェルズ》 (チェザリーニ)
千葉

 

柏市立柏高等学校 指揮:石田修一
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:リベラシオン (天野正道)
福岡

 

精華女子高等学校 指揮:櫻内教昭
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:いにしえの時から (ヴァン=デル=ロースト)
埼玉

 

埼玉県立伊奈学園総合高等学校 指揮:宇畑知樹
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:バレエ音楽《三角帽子》 (ファリャ (森田一浩))
岡山

 

明誠学院高等学校 指揮:稲生健
課題曲:サーカスハットマーチ 自由曲:幻想序曲《ロメオとジュリエット》 (チャイコフスキー (藤田玄播))
石川

 

石川県立金沢桜丘高等学校 指揮:寄島昭生
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:バレエ音楽《ガイーヌ》 (ハチャトゥリアン (中原達彦))
富山

 

富山県立高岡商業高等学校 指揮:酒井道明
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:交響詩《ローマの祭り》 より 1. チルチェンセス 4. 主顕祭 (レスピーギ (森田一浩))
鹿児島

 

鹿児島県立松陽高等学校 指揮:立石純也
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:ピース、ピースと鳥たちは歌う (伊藤康英)
大阪

 

大阪桐蔭高等学校 指揮:梅田隆司
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:宇宙の音楽 (スパーク)
愛知

 

光ヶ丘女子高等学校 指揮:日野謙太郎
課題曲:憂いの記憶 – 吹奏楽のための 自由曲:アド・アストラ (長生淳)
静岡

 

浜松聖星高等学校 指揮:土屋史人
課題曲:ジェネシス 自由曲:吹奏楽のための協奏曲 (高昌帥)
埼玉

 

春日部共栄高等学校 指揮:織戸祥子
課題曲:憂いの記憶 – 吹奏楽のための 自由曲:吹奏楽のための協奏曲 (高昌帥)
大阪

 

東海大学付属大阪仰星高等学校 指揮:藤本佳宏
課題曲:ジェネシス 自由曲:ドラゴンの年 より (2017年版) (スパーク)
福島

 

福島県立磐城高等学校 指揮:橋本葉司
課題曲:憂いの記憶 – 吹奏楽のための 自由曲:バレエ音楽《ダフニスとクロエ》 より 若者たちの踊り、全員の踊り (ラヴェル (高木登古))
高校の部 銅賞
秋田

 

秋田県立秋田南高等学校 指揮:奥山昇
課題曲:憂いの記憶 – 吹奏楽のための 自由曲:管弦楽のための協奏曲 (三善晃 (天野正道))
長崎

 

活水中学校・高等学校 指揮:杉町たまみ
課題曲:ジェネシス 自由曲:歌劇《トゥーランドット》 (プッチーニ (後藤洋))
香川

 

香川県立坂出高等学校 指揮:田所博
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:ブリュッセル・レクイエム (アッペルモント)
宮城

 

聖ウルスラ学院英智高等学校 指揮:及川博暁
課題曲:憂いの記憶 – 吹奏楽のための 自由曲:交響曲 (矢代秋雄 (遠藤正樹))
茨城

 

常総学院高等学校 指揮:本図智夫
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:交響三章 より III (三善晃 (本図智夫))
岡山

 

就実高等学校 指揮:小林巧
課題曲:ジェネシス 自由曲:歌劇《イーゴリ公》 より ポーロヴェツ人の踊り (ボロディン (黒川圭一))
香川

 

高松第一高等学校 指揮:石川幸司
課題曲:ジェネシス 自由曲:交響詩《影のない女》 (R.シュトラウス (田村文生))

【大学の部】吹奏楽コンクール2022結果

大学Aの部の全国大会が2022年10月29日(土) に北九州ソレイユホールで行われた。
13団体が出場し、4つの大学が見事金賞を受賞した。

大学の部 金賞
埼玉

 

文教大学 指揮:佐川聖二
課題曲:ジェネシス 自由曲:リベラシオン (天野正道)
京都

 

龍谷大学 指揮:若林義人
課題曲:憂いの記憶 – 吹奏楽のための 自由曲:アスファルト・カクテル (マッキー)
神奈川

 

神奈川大学 指揮:小澤俊朗
課題曲:憂いの記憶 – 吹奏楽のための 自由曲:ピース、ピースと鳥たちは歌う (伊藤康英)
東京

 

創価大学 指揮:伊藤康英
課題曲:ジェネシス 自由曲:コラール前奏曲「おお、人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」による幻想曲 (伊藤康英)
大学の部 銀賞
宮城

 

東北福祉大学 指揮:荒井富雄
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:交響曲第5番 より 終楽章 (ショスタコーヴィチ (上埜孝))
福岡

 

日本経済大学 指揮:柴田裕二
課題曲:ジェネシス 自由曲:トリトン より 第1楽章 (長生淳)
山口

 

山口大学 指揮:松田和寛
課題曲:サーカスハットマーチ 自由曲:歌劇《トゥーランドット》 (プッチーニ (後藤洋))
福岡

 

福岡工業大学 指揮:松井裕子
課題曲:憂いの記憶 – 吹奏楽のための 自由曲:宇宙の音楽 (スパーク)
北海道

 

北海道教育大学函館校 指揮:三笠裕也
課題曲:ジェネシス 自由曲:秘儀VIII〈地響天籟〉 (西村朗)
静岡

 

静岡大学 指揮:三田村健
課題曲:ジェネシス 自由曲:いにしえの時から (ヴァン=デル=ロースト)
大学の部 銅賞
富山

 

富山大学 指揮:建部知弘
課題曲:ジェネシス 自由曲:交響曲第5番 より 終楽章 (ショスタコーヴィチ (上埜孝))
愛知

 

愛知教育大学 指揮:小松孝文
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:復興 (保科洋)
徳島

 

四国大学 指揮:小川一彦
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:Crossfire – November 22 (樽屋雅徳)

【職場・一般の部】吹奏楽コンクール2022結果

吹奏楽コンクール職場・一般の部が、2022年10月30日(日) に北九州ソレイユホールにて開催された。
26団体が出場し、9団体が見事金賞を受賞する結果となった。

職場・一般の部 金賞
神奈川

 

横浜ブラスオルケスター 指揮:近藤久敦
課題曲:サーカスハットマーチ 自由曲:交響曲第4番 (マスランカ)
東京

 

創価グロリア吹奏楽団 指揮:中村睦郎
課題曲:憂いの記憶 – 吹奏楽のための 自由曲:吹奏楽のための風景詩《陽が昇るとき》 (高昌帥)
埼玉

 

伊奈学園OB吹奏楽団 指揮:宇畑知樹
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:楽劇《サロメ》 より 7つのヴェールの踊り (R.シュトラウス (森田一浩))
大阪

 

創価学会関西吹奏楽団 指揮:伊勢敏之
課題曲:ジェネシス 自由曲:ピース、ピースと鳥たちは歌う (伊藤康英)
埼玉

 

アンサンブルリベルテ吹奏楽団 指揮:日景貴文
課題曲:ジェネシス 自由曲:交響曲第1番《悪魔の聖書》 (J. M. デヴィッド)
福岡

 

ブリヂストン吹奏楽団久留米 指揮:冨田篤
課題曲:ジェネシス 自由曲:バレエ音楽《中国の不思議な役人》 (バルトーク (榛葉光治))
静岡

 

ヤマハ吹奏楽団 指揮:佐々木新平
課題曲:憂いの記憶 – 吹奏楽のための 自由曲:波の穂 (長生淳)
神奈川

 

相模原市民吹奏楽団 指揮:福本信太郎
課題曲:ジェネシス 自由曲:シンフォニエッタ第1番《見晴るかすサーガ》 (長生淳)
東京

 

東京隆生吹奏楽団 指揮:畠田貴生
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:シンフォニエッタ第3番《響きの森》 (福島弘和)
職場・一般の部 銀賞
宮城

 

名取交響吹奏楽団 指揮:宍戸篤
課題曲:ジェネシス 自由曲:ウェスト・サイド・ストーリー より シンフォニック・ダンス (L.バーンスタイン (ラヴェンダー))
北海道

 

上磯吹奏楽団 指揮:澤邊諒
課題曲:ジェネシス 自由曲:森の贈り物 (酒井格)
愛知

 

Nisshin Wind Orchestra 指揮:清野雅子
課題曲:ジェネシス 自由曲:交響詩《ローマの噴水》 より 夜明けのジュリアの谷の噴水、朝のトリトンの噴水、真昼のトレヴィの泉、黄昏のメディチ荘の噴水 (レスピーギ (清野雅子))
福岡

 

西区市民吹奏楽団 指揮:松井裕子
課題曲:ジェネシス 自由曲:ラッキードラゴン〜第五福竜丸の記憶〜 (福島弘和)
兵庫

 

尼崎市吹奏楽団 指揮:田中弘
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:ミュージカル《レ・ミゼラブル》 (C.-M.シェーンベルク (森田一浩))
兵庫

 

宝塚市吹奏楽団 指揮:渡辺秀之
課題曲:ジェネシス 自由曲:カタリナの神秘の結婚 (樽屋雅徳)
福岡

 

春日市民吹奏楽団 指揮:八尋清繁
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:トリスタン・エンカウンターズ (エレビー)
千葉

 

光ウィンドオーケストラ 指揮:佐藤博
課題曲:ジェネシス 自由曲:月下に浮かぶひとすじの道標~3.11 超克の祈り~ (樽屋雅徳)
北海道

 

札幌ブラスバンド 指揮:米田浩哉
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:吹奏楽のための協奏交響曲 (福島弘和)
秋田

 

秋田吹奏楽団 指揮:佐藤正人
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:交響的舞曲 より 第3楽章 (ラフマニノフ (佐藤正人))
職場・一般の部 銅賞
宮城

 

泉シンフォニックウィンドオーケストラ 指揮:荒井富雄
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:バレエ組曲《シバの女王ベルキス》 より 1, 4 (レスピーギ (小長谷宗一))
愛媛

 

愛媛交響吹奏楽団ウェーブ 指揮:柿並陽子
課題曲:ジェネシス 自由曲:組曲「ガリレオ衛星」 (三澤慶)
富山

 

ムジカグラート氷見 指揮:瀬尾宗利
課題曲:ジェネシス 自由曲:宇宙の音楽 より 孤独な惑星、小惑星群と流星群、宇宙の音楽、ハルモニア、未知 (スパーク)
広島

 

NTT西日本中国吹奏楽クラブ 指揮:金田康孝
課題曲:マーチ「ブルー・スプリング」 自由曲:組曲《ハーリ・ヤーノシュ》 (コダーイ (バイナム))
島根

 

出雲吹奏楽団 指揮:仲田守
課題曲:ジェネシス 自由曲:晩夏の歌〜夏のおわりが語ること〜 (鹿野草平)
福井

 

ソノーレ・ウィンドアンサンブル 指揮:栗田健一
課題曲:やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~ 自由曲:バレエ音楽《アパラチアの春》 (コープランド (森田一浩))
愛媛

 

藤原大征とゆかいな音楽仲間たち 指揮:藤原大征
課題曲:サーカスハットマーチ 自由曲:ル・シャン・ドゥ・ラムール・エ・ドゥ・ラ・プリエール (愛と祈りの歌) (松下倫士)

第70回全日本吹奏楽コンクール(2022)を振り返って

2022年の吹奏楽コンクールはどんな大会となったのか?中学・高校の部に焦点を当てて振り返ってみましょう。

少子化問題が浮き彫りになった中学の部

中学の部では、規定の上限人数(50名以内)よりも少ない学校が多く、少子化を痛感する全国大会となりました。

例えば、福野中は32名、武岡中は24人、三島東中は27名など、演奏人数30名前後の学校が多かったですね。

各学校が試行錯誤しながら難曲に挑んでいました。
この少子化で今後、選曲も大きく変わっていくでしょう。少ない人数を生かした作品が人気を集めそうですね。

顧問の先生、生徒の皆さんは少子化やコロナでも決して気持ちは沈んでいません。
前向きに捉えどんどん新しい事に挑戦しています。

私たちも見習いたいですね。

金賞常連校が次々と金賞を逃した高校の部

大波乱の全国大会となった高校の部。
淀川工科、市立柏、精華女子、伊奈学園など毎年金賞確実と予想されていた学校が惜しくも金賞を逃したのです。

しかしながら賞だけで演奏の良し悪しを決めるわけではありません。

まずは全国大会に進めたことがすごい。結果として受け止めることは大切ですが、それだけで演奏の価値まで決めてしまってはもったいないですよね。

それぞれの学校にドラマがあり、それぞれの学校の演奏に素晴らしさが詰まっています。
ぜひ全ての学校の演奏を聴いて、その良さを体感してみてください。

【中学】とくに印象に残った学校・演奏をレポート

ここからは、中学の部で特に印象に残った学校をピックアップしてご紹介します!

仙台市立向陽台中学校

全国大会に6回出場しており、そのうち2018年からは4大会連続での全国出場になります。
課題曲Ⅰから爽やかなサウンドを聴かせてくれて、フルートのソロも大変素敵でした。

そして自由曲はスパーク作曲の「ドラゴンの年」。
実は今年の全日本吹奏楽コンクール中学の部は4校が自由曲を「ドラゴンの年」を選ぶという、面白い事になっていました。

その中でも向陽台中学校の「ドラゴンの年」は各パートの演奏技術が素晴らしく、バチッと決まった仕上がりになっていました。お見事!

文句なしの金賞です。

羽村市立羽村第一中学校

全国大会に16回出場し、そのうち6回が金賞というレジェンド校です。

なんと26名で全国大会に出場しました!
少ない人数を生かし、音楽のリズムを明確にしてパリッとした演奏を聴かせてくれました。

そして自由曲はネリベル作曲の「交響的断章」。
吹奏楽の中では古典といえる作品で、こういった名曲を全国大会で聴けるのはとても嬉しいですよね。

結果は惜しくも銀賞でしたが、賞だけでは判断できない部分がたくさんあります。
多くの観客の心に響いたのではないでしょうか。

生駒市立生駒中学校

全国大会15回出場、そのうち11回が金賞。2019年からは3大会連続全国大会出場、そして今年も含め全て金賞という快挙を成し遂げています。

課題曲は近年の中では最も話題性があったであろう「ジェネシス」。
多くの演奏者、指導者にとって音楽作りとは何かを考えるきっかけを作ってくださった課題曲でしたね。

生駒中学校は音の層が厚く、豊かな演奏でした。

自由曲はもはや全国大会では定番となった高昌帥作曲の「吹奏楽のための風景詩《陽が昇るとき》」。
これも生駒中学校のキャラクターに合った音の厚が心地よい音楽でした。
個々の楽器の鳴らし方が素晴らしいです。

北斗市立上磯中学校

全国大会8回出場、そのうち全てが金賞という凄まじい成績をもつ学校です!
こちらも課題曲は「やまがたふぁんたじぃ~吹奏楽のための~」でした。
綺麗なサウンドが話題になっていましたね。

自由曲は吹奏楽ファンならすでにお馴染みのバーンズ作曲の「交響曲第3番」!
このような難曲も、演奏するのが当たり前のようになっていることがすごいですよね。
ちなみに2022年の吹奏楽コンクールでは、確認できるだけで全国で14もの団体が自由曲に選んでいます。

上磯中学校の演奏は、テクニックだけでなく中学生とは思えない素晴らしい音色でした。
これは文句なしの金賞でしょう!

【高校】とくに印象に残った学校・演奏をレポート

続いて、高校の部で特に印象に残った学校をご紹介します!

習志野市立習志野高等学校

全国大会35回出場、そのうち金賞25回受賞の誰もが知るレジェンド校です。
野球応援の演奏でも、毎年話題になっていますね。
昨年から長年顧問を務められていた石津谷治法先生から新しい顧問の先生に引き継がれて2年目のコンクールでした。

昨年も文句なしの金賞でしたが、今年もさすが習志野高校。ホールいっぱいの習志野サウンドを聴かせてくれました。

課題曲のマーチ、そして自由曲の「スペイン狂詩曲」、どちらも色彩豊かなサウンドで聴き手を魅了しました。

埼玉県立伊奈学園総合高等学校

全国大会23回出場、金賞16回受賞の超レジェンド校です。
今年は惜しくも金賞は逃してしまいましたが、演奏の素晴らしさが大変話題になっていました。

正統派でお手本のような整ったサウンドは、本当に美しい。音を無理に鳴らすようなことをしないのが特徴ですね。

大きなホールで演奏を聴くのも良いですが、伊奈学園のような繊細な表現もできる学校の演奏は、中規模のホールでゆったり聴くのも良さそうです。

音楽の作り方や楽器の音色の混ぜ方など参考になることがたくさんあるので、吹奏楽関係者はぜひ聴いてみてください。昨年のアンサンブルコンテストで全国大会に出場されていますし、楽器の鳴らし方も勉強になりますよ。

東海大学付属札幌高等学校

全国大会39回出場、そのうち金賞24回受賞のこれまた有名レジェンド校です。
昨年は2010年ぶりに銀賞の波乱でしたね。

今年はそのリベンジが注目されていましたが、見事に金賞を受賞しました!

課題曲Ⅲの「ジェネシス」は多くの学校が演奏していましたが、その中でも頭ひとつ飛び抜けた素晴らしい演奏でした。

しっかり楽曲分析をしてそれを実際に表現するとああいった音楽になるのかと、こちらも大変勉強になりました。楽器の演奏レベルの高さはもちろん、顧問の井田重芳先生の音楽作りには毎年感服します。

自由曲はこれも大変人気の高い、アッペルモント作曲の「ブリュッセル・レクイエム」。
多くの団体がこの曲を取り上げていますが、東海大学付属の演奏が聴けて嬉しく思います。

玉名女子高等学校

全国大会13回出場、そのうち金賞9回受賞の九州を代表するレジェンド校です。

異次元ともいえる玉名サウンドを、今年も全国大会の舞台で聴くことができました。
音色やピッチを突き詰めていくと、あのようなサウンドが完成するのですね。本当に素敵な音で、毎年感動してしまいます。

定番のマーチはもちろん、今回の聴きどころはやはり自由曲!一年ぶりの天野正道作品でしたね。

昨年は樽屋雅徳作曲の「マードックからの最後の手紙 より (2021年版)」が話題になっていましたが、やはり玉名女子は天野正道先生の作品が合っていると思います。

素晴らしい演奏で私たちに贅沢な時間をプレゼントしてくれた玉名女子に、心から拍手を送ります。

2023年度吹奏楽コンクールも期待!

今年の吹奏楽コンクールは、コロナという最大の危機を迎え、全日本吹奏楽連盟、部活の顧問の先生、生徒の皆さん、指導者の皆さんがひとつになって作り上げたコンクールだったと思います。

課題曲Vも今年度で最後となり、70回という大きな節目の大会でした。

今後は少子化だからこそ生まれる名演もどんどん今後増えてくるでしょう。

ちなみに今後の全国大会開催の場所ですが、2025年から名古屋ではなく別の会場で行う案が出ています。

名古屋で聴ける全国大会はもしかしたら、あと数年かも⁉
ますます全日本吹奏楽コンクールから目が離せません!

すでに2023年の課題曲が決定しているので、ぜひ予習しておきましょう。